大人の生徒さん同士刺激に

当音楽教室のレッスンは、個人レッスンです。

不定期ペースの方も多いので、レッスンの前後がいつも同じ人とは限らなかったりします。

先日、大人のピアノのМさんと、男性Tさんのレッスンが前後になりました。

お二人は、おさらい会などで顔を合わせているので、お互いのピアノの趣味（好きな曲の傾向）を知っています。

レッスンを終えたМさんが、Tさんに

「今度のおさらい会では何を弾くんですか？」と質問。

Tさん、人前で弾くのは嫌いじゃないので（手はぷるぷる震えるのだけど）

「聴かせてもらえますか？」

のリクエストに応えて、今弾けるところまでを弾いたのでした。

後日、Мさんが感想をお話してくださいました。

帰る道々、Мさんは心の中が「ほかほか」していたそうです。

ほっこりあったかい気持ちになった、という意味ではなくて、

わたしものんびりしていちゃいけない！がんばらなきゃ！　とハッとしたとか。

Мさんは、今年はちょっとゆっくりしていて、普段のレッスンでいろいろな曲を楽しんでいたので、

おさらい会の曲を決めてからまだ日が浅かったのですが、

一方のTさんは、ピアノ初心者ながら、年々ご自身の求めるものがハイレベルになり、

前のおさらい会が終わったらすぐに次の曲を決めて、１年がかりで弾きたい曲に取り組むタイプです。

ピアノでできることも、好きな曲のジャンルも、全然違うお二人ですが、

大いに刺激を受けたようでした。

大人のピアノはご自分のペースでいいんですよ、と折に触れてわたしはこのブログで書いていますが、

ときにはこうして、生徒さん同士刺激を受けるのも、いいですね。

↓　写真は、年末に開催した「大人のオフ会」のときのもの。

こういう機会も、お互いに刺激になったりするのかもしれませんね。