大人のピアノ初心者さんをレッスンする喜び
昨日が2回目のレッスンだった、ピアノは全く初めて という方。
毎週電車に乗って通うのはちょっと大変だから、というのと
本当に何にもわからないからレッスンの中で先生と何度も練習したい、というご希望により
月2回2コマ連続レッスン という形でスタートさせました。
まったくの初心者さんの場合は、同じ4回でもできることなら毎週の方がお勧めですが、
お気持ちやご事情をうかがって、この形でやってみることになったのでした。
さて、レッスンでは、前回の復習から。
前回は「なんとか弾けた」というところまでだったのを
よく弾けるようになっていたことを確認してから、
わたしが伴奏を付けて、ふたりでアンサンブルしてみました。
弾き終えた途端、
「わぁ! すてき~!!」。
そのときの嬉しそうな表情といったら!!
あぁ幸せだなぁ~ と、いつもわたしの方が思うのです。
「先生、わたしみたいに全然ピアノのことわからない、弾けない人に教えるのは、
大変じゃないですか?
家族が言うんです、
(お母さんにピアノ教えるの大変じゃないの?って)」
とおっしゃいましたが、
大変だなんてとんでもないです!
たしかに大人のピアノ初心者さんは、一言ではくくれない多様さがあり、
お一人お一人の「症状」に合わせて切り口を変えていったりすることも、
よくあります。
でも、できなかったことができた! という喜びを目の前で見られることは、
本当に幸せだなぁと感じます。
こういうとき、大人の方ってとっても無邪気な表情をされて、
失礼かもしれませんが、かわいいんです。
こういう表情を見ると、趣味の時間って大切だなぁとも思わされます。
たぶんわたしは、「シニア向けピアノコース」とかを設けても、
幸せを感じながらレッスンできるのだろうなぁと、昨日はふと思いました
(でも、今1人では新コースを受け持つ余裕はないので、
当分、従来通り、個人ピアノレッスンでやって参ります。
もちろん、シニアの方のレッスンも大歓迎です)。
さて、話は昨日の初心者さんとのレッスンに戻ります。
初めて連弾をするときは、1回目は自分のパートを弾くだけでいっぱいいっぱいなので、
必ずもう1回やります。
すると、少し耳が開いて、アンサンブル全体をきけるようになるんです。
その後、何曲か、こうしてアンサンブルをしました。
2コマレッスンはあっという間でした。
80分間集中して、お疲れになったでしょうが、とてもいい笑顔でお帰りになりました。
また2週間後にお待ちしています。
↓ 写真はイメージです。
特に初心者さんには、手取り足取りというか、空中で指を動かしたりしながら
レッスンすることも多いです。
今は密を避けて、生徒さんはピアノで、わたしは離れたところに置いた電子ピアノでレッスンを進めています。
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