今さら人に聴けない、鑑賞のための基礎知識


こんにちは。


市川市鬼越2分のピアノ教室 ノア音楽教室です。

下総中山から9分、本八幡からも15分です。

子どものピアノコースについては、別のブログでご紹介しています。


火曜日の午前中は、神楽坂へ行ってきました。



飯田有抄さんにより、クラシック音楽の歴史をたどる3回シリーズの最終回でした。



今日のブログは、そのときに感じたことの覚え書きっぽいものになりそうです。


生徒さん、疑問質問などありましたら、レッスンのときにどうぞ~

(どれだけ答えられるかわかりませんが💦)。




さて、3回講座のうち最終回の今回は、「近現代」。


シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」に始まり、


ジョン・ケイジの「4分33秒」やミニマル・ミュージックまで。



学生時代に教授が楽しそうに解説してくださったこと、


わたし自身は、「???」となりながら、「音楽って一体なんだろう?どこからどこまでが音楽なのか?」と迷路に入ったことを


想い出した時間でした。



思えば、音大の入試課題は、


「カンディンスキーの『主調曲線』と…(なんたらかんたら)…音楽はどこに存在しているのか?…述べよ」

…みたいな、「音楽とは何か?」を問うものでした。


※カンディンスキーは画家で、


『主調曲線』は彼の作品の一つのタイトルです。



高校生の終わり時点のわたしは、自分でもわけのわからない屁理屈をこねくり回して、


案の定、その後の面接で突っ込まれてろくろく答えられなかった、苦い想い出があります。


当時は(今もかな)、音楽美学的なことに関心を持つ教授も多く、


武満徹や黛敏郎が活躍中の頃で、


「音楽とは何か?」

「現代人が、あるいは我々日本人が、クラシックをする意味は何か?」


ということをみんなが(研究者や作曲家たち)考え、模索していた時代だったのかもしれないと、


今回の講義を聞きながら、ぼんやりと自分の中でまとまりました。


学生時代に知った、ジョン・ケージは衝撃だったなぁ。



哲学的なことに関心があったけど、考えることをめんどくさがったわたしは、結局、美学の方向へは進まずに、ぬるりと逃げてしまったけれど。



今、わたしが「ピアノを教えて」、「コントラバスを教えて」いる、現場で前提としている「音楽」と、


もっと「広義の音楽」とがあって、


学生時代は後者の海でアップアップしていたけれど、


今は、狭義の音楽の中でぬくっと暮らしているんだなぁとつくづく。



何がいいとか悪いとか、そういうことではなくて。



たまに、あっちの世界にも想いをはせて、風通し良く生きようかと思い直したのでした


(なんのことやら、笑)。



以上!


まさに、今さら人には聞けない、何をどう聞いたらいいのかわからないことをもう一度辿らせていただいた、3回シリーズでした。



たぶん、この講座から感じたこと・得たことは、受講生それぞれに、全然違うのじゃないかなと思います。

一般の方、クラシックってよくわかんないけど…という方に、


大人ならではの音楽を「鑑賞する愉しみ」にちょっとガイドをくれて、


じゃあ聴いてみようかな?と一歩踏み出すきっかけになる…かもしれないような、講座なのかもしれません。



年明けに、次回シリーズが始まるそうです!



第1回:「気分」という入り口

第2回:「響き」という入り口

第3回:「探求心」という入り口



一体どんな内容になるのか、見当が付かないところが興味深いのですが


飯田さんは「企む」ことを愉しむ方と勝手に思っているので、


面白くなりそうだと思っています!


予定が合えばいいのだけど…。



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