ありませんか?「両手でなら弾けるんだけど片手だと弾けない」
レッスンをさせていただいていて、
部分的に取り上げて「ここの部分、左手だけ弾いてみましょう」と言うと、
途端に弾けなくなってしまう・・・
こんな方、結構いらっしゃいます。
「両手なら弾けたのだけど、片手(とくに左手)だけだと わからなくなっちゃう」
と、よく聞きます。
はい、左手、練習しましょう(笑)。
両手なら弾けたけど・・・
という箇所は、なんとなく弾けているだけですから、
緊張したときなど、ふとした瞬間に、弾けなくなってしまう可能性も充分にある箇所です。
それになんといっても、
「どんな音かわかっていなかった」ということは、大問題!
メロディーに、伴奏やほかの声部がどのように関わって・絡んでいるのか、
聴こえていないで弾いているわけですから、
その曲の全体像をきちんと把握できていない、ということです。
音のバランスなども、取りようがありませんね。
左手だけ(あるいは、手に関わらず、下のパート)を弾くと、
その曲の骨組みが良く分かります。
左手だけの練習、わたしは右手よりもずっとたくさんやります。
低音好きということもあるのかもしれませんが、和声の変化が良く分かって、楽しいです。
わたしはよく、レッスンで
「左手だけの練習をたくさんしましょう」
と言います。
一通り通して弾けるようになってからこそ、これを言います。
「先生はよく、左手だけ弾いてもきれいなんですよ、とおっしゃるけれど、
弾いてみて、わかりました」
「左手の音って、(音楽が)こんな風になっていたんですね」
と、左手だけ弾いてみて初めて、旋律以外の音がどうなっているのかがわかった
というお声をいただいています。
もちろん、ただただ回数を重ねればできるようになる!
・・・というわけにもいかないこともあるので、
親指の使い方、指の軌跡、手首や身体など、弾きやすくなるちょっとしたコツなどを
レッスンでお伝えしています。
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